[[ファイル:喜多家の樟.jpg|300px]] (本町3丁目)  国の重要文化財の「喜多家住宅」は典型的な加賀の町家建築として広く知られており、その庭園奥に、大きなクスノキを見ることができます。  このクスノキは、地上1.3mの幹周りが3.0m(径約1.0m)、樹高は約25mで、『石川の巨樹』に掲載されていませんが、その幹周りの大きさは県内第4番目に位置づけられるものです。  全体に特異な芳香を持つことから、「臭し(くすし)」がクスの語源で、一般的に使われる「楠」は中国では本来タブノキを指し、「樟」が正確な記述とされます。  材や根からは樟脳を得ることができ、古くから防虫剤、鎮痛剤として用いられ、その防虫効能から家具や仏像などにも広く使われていました。 [[category:巨木・古木|きたけしゆうたくのくすのき]]