タイトル:ブラウザ判断

タイトルをクリックすると最初のページから表示されます。
ページ番号をクリックすると該当のページが表示されます。

page=13 :野々市町のおいたちと歩み 一 町のむかし  手取川扇状地の中東部に位置する野々市町は、御経塚遺跡にみられるように、縄文時代から開発されていた。  この御経塚遺跡は紀元前二千年の、縄文時代後期末より晩期にかけての大集落跡で、昭和五十二年三月に国指定の史跡となり、史跡公園として整備された。縄文-弥生-古墳時代と連続した複合遺跡であり、加賀地方の歴史を語る為には、欠くことの出来ない重要な遺跡である。  一方町の南には、奈良時代に建立されたといわれる末松廃寺跡がある。この寺は奈良の法隆寺五重塔よりも大きな塔の礎石等をもっているが、門や講堂等の跡が見当らず、その実態は判然としない。この寺跡は古くから知られ、昭和十四年に国の指定史跡となっている。昭和三十六年に全国でも数少ない和銅開称の銀銭が発見された。そして昭和四十六年に史跡公園として整備された。  中世に入り、野々市町の歴史を語る上で、欠くことの出来ないのは富樫氏である。いまか