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page=46 :<脇碑文>
野々市町押野第一土地区画整理組合
霊峰 白山に源を発した手取川扇状地帯で耕地整理事業(当地区では明治四十一年より大正五年まで耕作及積百十一万平方米)が施行され七十年有余 水稲を基盤にした酪農、野菜栽培の経営が行われ、美田の景観を保ってきた。
しかしながら、時代の変遷と、金沢市近郊という地理的条件から、昭和三十年頃より、工場建設のための用地の造成や、住宅建設のための造成が進み、昭和五十二年に耕作面積が五十三万平方米まで減少した。
祖先が築いた美田の無秩序な開発の現状に鑑み 区画整理事業による良好な宅地化の推進と土地の有効利用の増進を理想像として、町民の総意にもとづき、準備委員会が発足したのである。
昭和五十三年十二月県内では最大の区域面積七十万平方米、権利者百二十二名を有する土地区画整理組合が設立されるにいたった。
館野小学校、布水中学校の建設、開校は子供達の健やかな成長を願い、組合員各位のご理解を得て本事業の一環として実現されたのである。
十一年有余の歳月と幾多の難事も組合員各位のご指導、ご支援により完工を迎えるにいたった。
押野館の地に
霊峰白山を仰ぎ
永遠に成長 幸あれ
ここに事業の完工を記念し、今後益々の繁栄を願い祖先の霊をしのび、記念碑を建立する。
理事長 宮前定相
事業概要
一、区域面積 七十万平方米
公共用地 二十万六千五百平方米
宅地 四十四万九千平方米
保留地 四万四千五百平方米
一、組合設立認可 昭和五十五年十二月十五日
一、総事業費 四十八億七千五百万円
収入内訳(略)
一、工事完了日 平成元年十一月
平成元年十一月吉日建立