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page=67 :忠魂碑
（中林五丁目）
昭和天皇の即位大礼を記念して建てたもので、戦争でなくなられた英霊をまつる。当初旧富奥小学校校庭に建てられていたが、小学校廃校に伴ない富奥保育所横に移転し、更に道路張幅のため平成三年、現在地に再移転した。
忠魂碑
陸軍大将男爵 田中義一書
＜碑文＞
加賀國石川郡富奥村人相謀曰今茲戊辰秋今上將擧即位大禮草莽下民幸
逢斯盛典宜何以表慶賀之忱而傳諸永遠衆皆同聲曰中興以来用兵數次死
亡不可勝紀然無奮赴邦家之難此躯於鴻毛之輕者鳥覩此 皇運之隆昌哉
我郷從清露二役致命君國者亦九人矣其忠勇義烈眞可謂百代之龜鑑也乃
立豐碑以弔英魂傳後世子孫感觀興起知報效之務而忠死者復出則井勒其
氏名以彰偉功不亦可乎於是建石於村中形勝之地来求余銘銘曰
聖諭有言義勇奉公拳拳服膺爰捐厥躬後人紹
志宣揚 皇風 寶祚之隆天壤無窮
昭和三年八月
從四位勲四等 赤井 直并撰
從四位勲四等 岡本 勇書
（碑文の解読は七二頁）