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page=78 :故塚本晃之君の碑 塚本晃之君学に優れ徳に篤く、郷党完人と称す。我父老推薦し、挙げて助役を乞う。県官允許果たして有吏なり。丈爾来能く村長に協力し、村治を統一す。最も当御経塚区耕地整理組合長に任じ、好成績を挙げる。其の他公職に能く尽くし、自治体発展に致す。故に村民の信頼頗る厚し。大正五年一月二十二日不幸にして簀をかう。享知命法諱は釈晃之信士。悲しいかな。追慕の余り該村の有志頌徳碑を建つ。 大正七年七月 押野村有志建碑 白華并書 藤村理平翁頌徳碑 古に云う。大荒を防ぐに則ち祀り、大患を防ぐに則ち祀る。今、大荒を防ぐを欲す。而して其の身を忘れ、其の家を失いを以て、大祉垂れるを欲す。藤村翁則ち豈其の人か。翁野市の人。明治十一年北陸 □□□□□□□□一方の名門也。初め小学校長となり、後に県会議員となる。而して私財を投じて以て学校の改築を助け、或いは喞筒を以て丸藤之消防組を始める。明治二十三年海防費金千円を献じ、黄綬章を拝す。且つ同志と倶に電気株式会社を設ける。後に之を市営に移す。今の電気局是れ也。其の動労の懿壱、百世の胎範なり。而して其の功績の偉、得べからざる有り。而してケン者所謂社祭の人に非ず。今以て像易く、社以て立像之祀西俗也。取其の義寓を以て日夕之を欽仰し、意以て之を繋ぐ。銘に曰く  害を防ぎ、祉を垂れ、利を起こし、災を除く、廉貞義憤、君其の魁徇公に占め、己れを忘れるを吝まず。