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page=79 :電を回曳し暗を破り、市に譲り財を助け、善を積み報有り。光往照来す。百世の胎範、其の人台に在り。 昭和十年歳次乙亥冬十一月 稼堂黒本植撰并書 (口の部分を資料に基き復元「巡幸は其の宅に駐駕す。蓋し」) 忠魂碑(中林) 加賀の国石川郡富奥村人相謀りて曰く、今茲に戊辰秋、今上将に挙げて即位大礼に草奔す。下って民斯の盛典に逢う。宣しく何を以て慶貿の忱を表す。而してこれを永遠に伝う。皆衆声を同じくして曰く、中興以来数次の用兵に、死亡勝を紀すべからず。然し邦家の難に赴き奮うなし。此の躯鴻毛の軽きは鳥に見ゆ。皇運の隆昌哉。我が郷清露二役に従い、命を君国に致す者亦九人。其の忠勇義烈、真に百代の亀鑑と謂うべき也。乃ち豊碑を立て、以て英魂を弔い、後世子孫に伝え、感観を興起し、效を報知する務めなり。而して忠死の者復出ずる。則ち并せて其の氏名を勒し、もって偉功を彰す。亦可ならず。是れに於いて村中形勝の地に石を建て、来りて余に銘を求む。銘に曰く 聖諭有言 義勇奉公 拳々服膺 爰捐厥躬 後人紹 志宣揚 皇風 宝祚之隆 天壌無窮 昭和三年八月 従四位勲四等 赤井 直井撰 従四位勲四等 岡本 勇書