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page=21 :金堂(sb2a) 金堂についてはこれまでの予備調査により上面が破壊されていることが確実 なため、基壇の規模を確定するために周縁部について重点的に調査を行った。その結果、屋根 の形に沿って崩落したと思われる瓦堆積を取り除いた下に、雨落溝と思われる素掘りの溝が確 認された。この溝の内側30cm あたりから、基壇土と思われる土がさらに内側に続くことから 創建当初の金堂の規模を推定することができた。その結果、東西約19.8m、南北約18.4m の矩 形に近いものであり、上面の破壊が激しく建物構造は不明であるが、周辺に玉石が散乱してい ることから玉石積みであった可能性もある。