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page=30 :あとがき 私の父、高村誠孝が、末松廃寺祉で、和同開珎銀銭を発見し、それを機に末松廃寺保存事業が始まった。私が幼かった頃父の仕事場で、大兄八幡神社の仏像の写真を見たことがあり、父は、末松廃寺の仏像であろうと云っていたことを記憶している。今回その手掛かりが得られたことになる。 泰澄にゆかりの無い寺で、泰澄仏に良く似た仏像が、泰澄ゆかりの寺と同じ比率で見つかれば、高村仮説は崩れてしまう。そこで当時、各地に存在した仏像と泰澄仏を比較し、泰澄仏に特徴があることを明らかにした。また泰澄伝説が残っている寺でも泰澄仏の有る寺と無い寺に分かれることを説明した。これだけで仮説条件が十分充たされるとは思わない。しかし、1300年前の出来事で、事実の確認が殆んど不可能な状態で、高村仮説は、泰澄仏を浮かび上がらせることが出来た、私はこの意義を主張したい。