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page=4 :1. まえがき
私と泰澄仏の出会い
私が住んでいる、野々市市末松の大兄八幡神社に泰澄作と伝わる朽ち果てた仏像が残されている。これが泰澄作と信じるすべはなかったが、白山市白峰の林西寺、白山本地堂で、同じく泰澄作と伝わる釈迦如来像を見て、2躰が非常によく似ているのに驚いた。
大兄八幡神社の仏像 61cm 林西寺 釈迦如来像 43cm
桧の宿に在った下山仏
page=4 :若し、白山本地堂のこの仏像が本当に泰澄作なら、大兄八幡神社の仏像も泰澄作の可能性が出てくる。
若しこの仏像が泰澄作となれば、私の地元に、末松廃寺祉と云う遺跡があり、この寺が建てられた時期と、泰澄が活躍した時期が略重なることから、泰澄が、末松廃寺に関わっていたと推定されることになる。
そこで各地の、もっと多くの泰澄ゆかりの仏像を見てみることにした。
その結果、泰澄が刻んだと推定される仏像が浮び上がってきた。以下はその報告である。