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D06●三納(さんのう)トヘイダゴシ遺跡(いせき)
字三納地内
ののいちガイドマップ
 三納トヘイダゴシ遺跡では、粟田(あわた)三納(さんのう)遺跡群(いせきぐん)では最も古い、縄文時代後期中葉(約3600年前)に遡(さかのぼ)る遺物が出土しています。土器の破片や石製(せきせい)土堀具(つちほりぐ)の他に土偶(どぐう)の胸(むね)部分が発見されており、縄文(じょうもん)時代からこの地で生活が始まっていた可能性も出てきました。しかし、竪穴(たてあな)住居跡(じゅうきょあと)などは検出(けんしゅつ)されておらず、どの様な家に住んでいたのかはわかっていません。

 遺跡の中心は室町(むろまち)時代の村の跡(あと)であり、掘立柱(ほったてばしら)建物跡(たてものあと)2棟、竪穴(たてあな)状遺構2基などが確認(かくにん)されています。周辺には幅(はば)約10mもある川の跡や、畝間(うねま)溝に似た小溝群(こみぞぐん)のある畠(はたけ)の跡と思われる地点もあり、当時の土地利用の在(あ)り方を推測(すいそく)する資料(しりょう)が得られています。


遺跡調査の様子


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