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page=17 :米人夫(こめにんぶ) 各集落から農協の倉庫前に続々と集まってきた米俵は、食糧事務所の検査官による品質格付けの後、保管倉庫に積み込まれる。この作業に従事する人を「米人夫」と言った。玄米が60kg入りで1俵、これを長短2本の手釣(てかぎ)を使って肩に担ぎ、倉庫内に収容していくのは、一時の馬力仕事では続かない。各戸順番に回ってくる米人夫への出役で、腰を痛めてしまい、回復に手間取る人もあったようだ。  写真は休憩時のものだが、そんな重労働に従事している人たちとは想像もつかない明るい笑顔である。当時の農民のたくましさを示してくれる貴重なスナップだ。