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page=22 :稲刈り(バインダー)鎌を使って一株一株刈り取っていく稲刈りは、かなり辛い作業だ。8月下旬から9月上旬の炎天下、昼間の2時間くらいの休憩を除いても1日15時間前後の苛烈な労働の連続。暁前の薄明かりからすっかり陽が暮れるまで一家総出でも人手が足りず、能登方面や島根・鳥取などからの稲刈り部隊が、各農家に数人づつ季節労働力として受けいれられたこともあった。  また昭和30年代は、多量に使用した化学肥料のため、稲が弱くなり、旧盆前後の雨で腰が折れてしまうことが多かった。半ば地面にくっつきかけた稲を、土から剥(は)がすようにしながら、素早く刈り取るのは、かなり熟練が必要であった。  写真は結束式の刈り取り機(バインダー)だが、倒伏した稲が多いと効率が悪く、また、故障が多かったこともあって普及しなかった機種だ。