タイトル:ブラウザ判断

タイトルをクリックすると最初のページから表示されます。
ページ番号をクリックすると該当のページが表示されます。

page=28 :乳牛とサイロ 昭和35年、野々市町は、国から水田酪農経営モデル地区として指定を受けた。当時、乳牛の飼育農家26戸、飼育頭数は100頭に達していた。  写真のサイロは、専門業者の見積もりが高額なので、型枠を組んで自分たちで築造したもの。組合員それぞれが提供した圃場に、イタリアンライグラス・燕麦(えんばく)・青刈りトウモロコシなどを栽培し、これらに砂糖きびの搾り粕やピート粕を混入して、サイロに詰め込んだ。高尾や泉野あるいは坂尻など畑作農家をたずねて、芋蔓(いもづる)などをもらい受けて釆たこともある。  牛の爪切りは最初、専門家に依頼していたが、出費がかさむので自分たちで見よう見まねで試みたり、人工受精の資格をyさんが取得するなどもした。耕転機のエンジンを利用したバキュームカーやトラクターは、当地区では初めての導入だった。