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page=4 :旧富奥村 昭和24年、富奥村の総戸数は318戸。
農家戸数は289戸。うち75%が専業農家、まさに純農村地帯だった。
白菜の栽培 昭和28年10月、アメリカ農業研修制度の第1回派米青年として、1年間の研修を終えて帰国した西尾忠氏が中心となって、「白菜の練り床育苗」による移植栽培法が取り入れられた。
31年8月に発行された農協青壮年連盟の機関紙第1号の記事によれば、秋の裏作としての白菜栽培面積は30年の7.5haから31年は14.6haへと急増している。その後、この白菜栽培は石川郡全体に広まり、関西・京浜などで加賀白菜として好評を博した。