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page=42 :紅白歌合戦 「家の光」記事活用体験発表の県大会が、昭和30年11月に富奥小学校の講堂で開催された。その後で、北陸放送局の「紅白歌合戦」という番組の収録も行われており、写真はその時のものだ。北陽繊維の女子工員や北川実さん(上林)らが出場、伴奏はアコーディオンだけだった。  当時ラジオのある家が少なく、放送当日、公民館まえの広場で拡声器を通してその放送を聞いたといった後日談がある。
page=42 :演芸会の翌日 戦争中に息苦しい暮らしを強いられた反動か、昭和20年代には、農村青年層に素人演芸が流行。集会所で、若衆たちが「勘太郎月夜唄」でいなせな渡世人に変身し、「船頭可愛いや」の演歌をパックに踊った。あるいは、腹部に似顔絵を描いて逆さ踊りの珍芸を披露したりで、集落の人たちからやんやの喝采を受けて、悦に入っていた。  当時、三人で「あきれたボーイズ」を結成し、芸を披露した一人によれば、翌日の茶話会で記念写真を撮ろうと皆がかしこまったところ、誰かが”へ”をもらしてしまった。一瞬、全員爆笑とあいなったそうだが、純朴というか健康的な当時の農村青年の笑顔は、半世紀をへだてても人の心に訴える力を保っているようだ。