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page=24 :建築デザインの特徴 ○周辺環境を考慮した3階建ての低層建築。中庭を囲んで、行政棟、議会棟、情報交流館カメリアを配置 ○中庭と近隣公園が一体化できる配置計画 ○吹き抜けを利用した自然換気システム ○外装材に県産材の能登ビバ(妻壁・遮光ルーバー)を使用 ○大屋根を特徴づける照明計画 ○加賀五彩色を活用したサイン計画 ラウンジの吹き抜け空間の実現 3層のラウンジ吹き抜け空間の防火区画を成立させる際、傾斜した大屋根がかかる3階部分の防火シャッターに特別な検討が必要となった。 避難検証法にもとづき、3階の手摺の高さ(fl+1100)までを3階吹き抜け部分の防火区画とする計画で防火認定を受けることにより、3階吹き抜け部分に防火シャッターを設ける必要がなくなった。大屋根にシャッター等がつかない、明快な吹き抜け空間を実現することができた。 大屋根の架構をシンプルにする 大屋根の構造をできる限りシンプルに表現するために、大屋根部の横力を、議会棟と併設施設に分散させることで、柱径を細くおさえ、ブレース等のない架構とすることができた。中庭を囲む、コの字型の建物で構成されることから、行政棟は構造的に絶縁することで、無理のない構造計画とするよう考慮した。 自然換気システムにより空調コストを低減する 3層吹き抜け空間を利用した、自然換気システムを採用した。このシステムを採用するにあたり設備設計者、サッシメーカーとともにシミュレーションの分析を行い設計をすすめ、現場に入ってからも建物ができてくる段階で実際の風の流れ等の確認を行いながら検討を重ねた。暖房時吹き抜け上部にたまる熱を、カーテンウオールの3層床レベルに設置した、デリベントフアンで下層に吹き下ろすことにより、ランニングコストの軽減を図った。 能登ヒバを外部に使用したデザイン 外部の赤色に塗られた妻壁、遮光ルーバーは、能登ヒバである。火災に対する安全性を確保するために難燃処理材を含浸させ、耐久性を向上させるために保護性の高い塗料を設置前に裏表とも塗装した。施工性の検討、設置後のクレームを回避するために工事の初期の段階で、能登ビバの厚みや幅、塗装の種類を変えたさまざまなタイプのモックアップをつくることで、最適な組み合わせを検討した。 大屋根を照らしあげる照明デザイン 大屋根の特徴をもつ建物を照明デザインによって演出するために、大屋根を照らす照明器具の色温度を4200k、それ以外(執務スペースや共用部分)の色温度を3000~3500kとして、対比的に計画した。なお大屋根が夜間、浮き上がって見えるように大屋根の天井部分には、照明器具を設置せず、下からの間接照明で照らし出す計画とした。照明計画の際、特殊な器具をできるだけ使用せず、長寿命、低価格な器具で照明デザインを構成し、現場で投光実験を繰り返すことで、実際の器具を決定した。 僧報交流館カメリアの運営をかたちにする 基本構想から組み込まれていた、施設運営立ち上げにともない、設計者の立場で運営委員会に参加し、具体的なかたちを提案しながら、組織作りを支援した。