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page=27 :て竺先生、新庁舎の基本計画にあたり庁舎の基本方針として、オープン庁舎、セーフティー庁舎などの6点について提案されました。提案に至った経緯、背景についてお聞かせください。。 竺●基本計画策定にあたっては、新庁舎懇話会で町民の各層の方々からご意見をいただき、私なりにまとめ、オープン、セーフティー、インテリジェント、エコロジカル、バリアフリー、リーディングの6つを基本方針として提案させていただきました。  まず、オープンの概念ですが、従来の行政サービスだけでなく、町民の方々が交流できる庁舎を目指すものです。  セーフティーは、安全に執務できることはもとより、災害時の避難拠点であり、且つ防災設備機能を備えた庁舎でなければならないという考えに立ったものです。  インテリジェントは、it技術を駆使した庁舎であることのほかに、町民のスキルアップのために庁舎に併設してメディアセンターを設置することです。  エコロジカルとは、環境との共生、環境負荷の低減を図れる庁舎でなければならないという思いです。  それからバリアフリーは、町民の方が安心して利用できる庁舎でなければならないと思います。  リーディングは、庁舎が地域の活性化のリーディング機能を担っているというものです。 司会●続きまして香山先生。設計にあたってはプロポーザルコンペがあり、コンペ案が最優秀ということで設計者となられたわけですが、基本計画を受けて、基本設計、実施設計にあたっての考え方について教えてください。 香山●私たち建築家は、設計する前に先ず、すでにまとめられている基本構想を読み、どのような条件で設計するかイメージを組み立てるものですが、今回は、その構想計画書を読んで驚きましたね。非常に新しい提案がその中にすでに入っていまして、そのテーマは建築家として新しい挑戦が求められていると感じ、うれしい興奮でもありました。  このテーマは、ひと言で言うならば、町民がつねに集まってくるような庁舎にしたいと私たちなりに整理して受け止めました。従来の庁舎は多くの場合、そそり立った威張っているイメージがありますが、野々市町で求められているものは、用事がなくても足を運びたくなる庁舎で、そこが町の中心である。このことをどのようなかたちにするのか。これは建築家として、誠に興味深いものです。一般的な庁舎機能は、行政、議会機能ですが、この庁舎には新たに併設施設を設けて、マルチメディアで情報文化を発信する機能を与え、これらを3つの棟に分けて「コ」の字形に配置し、中の大きな広場を囲む、これが基本的なコンセプトです。広場というのは人の溜まり場でもあるわけで、それを南側に連続する公園と一
page=27 :旧野々市町役場庁舎 平成12年9月に開かれた新庁舎のプロポーザル審査会の様子