国指定史跡の御経塚遺跡や末松廃寺跡から出土した遺物をはじめ、野々市町で発掘された弥生時代、古代、中世の遺物や加賀守護富樫氏関係資料、町有形文化財に指定されている文書などの歴史資料を紹介しています。
外観
展示室
5-1●御物(ぎょぶつ)石器(せっき) 1970年(昭和45)3月10日町指定
A-11御物石器写真
御経塚遺跡の発掘調査で発見されました。用途は明らかではありませんが、祭祀(さいし)、あるいは呪術的(じゅじゅつてき)儀式に用いられたものと考えられています。石川県穴水町の比良(びら)遺跡より出土したものが1877年(明治10)に皇室に献上されたことから御物石器と呼ばれるようになりました。
>御物石器
5-2●石造(せきぞう)傳(ふ)大士(だいし)像 2000年(平成12)5月26日町指定
A-12傳大士写真
傳大師は中国南北朝時代にあたる6世紀の僧で、お経を収める転輪蔵(てんりんぞう)の創始者です。石仏は御経塚の経塚上に置かれていた祠(ほこら)の中にあり、経典(きょうてん)を守るため祀(まつ)られたもので、1839年(天保10)の製作です。
傳大士像
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