B19●喜多家(きたけ)住宅(じゅうたく)(重要文化財)
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本町3−8−11 1971年(昭和46)12月28日国指定
問合せ/喜多家住宅 電話 076−248−1131
休館日/無休 開館時間/午前9時〜午後5時
入館料/大人400円 小人200円
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喜多家外観
喜多家は、もと高崎(たかさき)姓を名乗った福井藩の武士で、1686年(貞亨(じょうきょう)3)に禄(ろく)を離れ、ここ野々市に居住することになりました。代々油屋(あぶらや)治(じ)兵(へ)衛(え)としてその名が知られ、幕末からは酒造りを営みました。
1891年(明治24)におきた野々市の大火で、建物は一部を残しすべて焼失してしまいました。現在の主屋(おもや)は、金沢市材木町の醤油屋の建物を買い求めて移築したものです。
住宅は間口7間半、奥行き7間、2階建ての大きな町屋です。正面の細い縦格子となる木むしこと「さがり」といわれる小庇(こひさし)の板壁、2階の両脇にみられる袖壁(そでかべ)、そして内部の土間の吹き抜けに縦横に架けられた梁組(はりぐみ)など典型的な加賀の町屋形式を示しています。
喜多家内部
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