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==第二節 小学校誕生==
寺小屋
昔は「文字」の読める人はごくまれであった。その人たちは「寺小星」で習ったのである。本村でも明治維新後学制が施行されるまではこの寺小屋で学んだらしい。
粟田と下林の二寺院にそれぞれ寺小屋があり、村人たちの大半はそこで学んでいた。その他、野々市や館畑村・松任・金沢などにも出かけた人もあったようである。
学習の内容は主に読書、算盤、作文、習字などで、習字はとくに読み書きといって重要だったらしく、昔の人の墨で書いた字は達筆で見事なものである。
寺小屋、塾などで教育をうけながらやがて明治を迎え、小学校が誕生し教育も次第に新しい方向をたどっていった。
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