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第十五章 厚生と福祉
(第八節 方面委員と助けあい)
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==第八節 方面委員と助けあい==

 

第八節 方面委員と助けあい

  石川県では昭和三年、恵まれない階層の人達を助け、生活に困窮する人々の扶助や病弱の老人達に対して、医療や生活の立ち直りなどを目的とした制度がつくられた。

  富奥村では昭和七年に小林千太郎(上林)が石川県方面委員になっている。村では有識者から選ばれ、四名から五名くらいの人選によって行われていた。共同募金や身上相談、学童の衛生、その他村の福祉、医事関係まで幅広い活動を続けていた。終戦後、昭和二十三年になってその名称も民生委員と改められ、富奥村民生委員協議会となった。民生委員は児童委員も兼ね、託児所や保育所までも包含するますます多忙な職となった。昭和三十年に野々市町に合併してからも、引き継いで東西南北から一人ずつ人選されてきたが、団地など住宅地の激増により、昭和四十九年十二月二名増員となって現在に至っている。

  民生・児童委員

   昭和二五〜三六 小林孝義 昭和三六〜四四 西本敏雄 昭和三三〜四七 五香艶子 昭和三四〜四三藤多三夫 昭和三四〜現在 竹村 祐 昭和四三〜現在 平井庄八 昭和四三〜現在 小林喜一 昭和四六〜現在 山田由次 昭和四六〜現在 上野由雄 昭和四九〜現在 中島百合子 昭和四九〜現在 佃 栄吉

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 ▲ 1:第一節 昔の治療 2:第二節 村の医療施設 3:第三節 村の医薬品 4:第四節 墓籍帳と避病院 5:第五節 産婆 6:第六節 伝染病対策と注意書 7:第七節 衛生組合 8:第八節 方面委員と助けあい 9:第九節 託児所と保育所 10:第十節 富奥診療所の開設 11:第十一節 生活用水 12:第十二節 富奥の里親