メニューに戻る

第七章 学校教育
(第二節 小学校誕生)
目次へ

<< part1へ [part2]

==第二節 小学校誕生==

 

第二節 小学校誕生

     寺小屋

  昔は「文字」の読める人はごくまれであった。その人たちは「寺小星」で習ったのである。本村でも明治維新後学制が施行されるまではこの寺小屋で学んだらしい。

  粟田と下林の二寺院にそれぞれ寺小屋があり、村人たちの大半はそこで学んでいた。その他、野々市や館畑村・松任・金沢などにも出かけた人もあったようである。

 学習の内容は主に読書、算盤、作文、習字などで、習字はとくに読み書きといって重要だったらしく、昔の人の墨で書いた字は達筆で見事なものである。

  寺小屋、塾などで教育をうけながらやがて明治を迎え、小学校が誕生し教育も次第に新しい方向をたどっていった。

[part2] part3へ >>




 ▲ 1:第一節 学制の施行 2:第二節 小学校誕生 3:第三節 各小学校の推移 4:第四節 合併創立=富奥尋常高等小学校 5:第五節 富奥尋常小学校の沿革 6:第六節 農業補習学校、青年訓練所、青年学校 7:第七節 女子裁縫学校=農業補習学校女子部 8:第八節 国民学校 9:第九節 戦後 10:第十節 教育委員会の発足 11:第十一節 育友会 12:第十二節 涙の閉校式 13:第十三節 同窓生名簿